継母は冷たく 亡母の愛を憶いだし
独り抱きしめ虚像と踊る 月日を重ね娘に成った……
そして、私を待っていたのは……。
宵闇の迫る影が 進む道を呑み込んでゆく
迷い込んだ見知らぬ森の 小さな可愛いお家
「もし、」
「ごめんね、お婆さん。
どんな人も、家へは、入れちゃいけないのよ……」
「さぁ、真っ赤に熟れた林檎<Apfel>。お前さんに1つあげよう、ほれ!」
「ごめんね、お婆さん。
いらない。私何も、貰っちゃいけないのよ……」
抗えない 誘ってる悪魔<Teufel> 7つめの罪は蜜の味
「いただきまーす!…うっ」
魔性のは肌は白く 黒曜の髪は黒く
焔のように赤い唇
妬いたのが お前の罪なら
灼けた靴で――
死 ぬ 迄 踊 れ !
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